和服と帽子

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帽子は洋装のものと思っている人も多く、和服には帽子は似合わない、あるいは被るべきではないと考えている人も多いようです。しかし、本当にそうでしょうか。実は、日本にも古い時代に帽子を被っていた人がいるのです。たとえば、千利休がそうです。利休は利休帽というものを被っています。また、同じようなもので松尾芭蕉や小林一茶などの俳人は、宗匠帽というものを被っています。ですから、和服に帽子は似合わないというのは、歴史的に見ても間違っていると言えるでしょう。

ハットと和服

和服によく合うのは、ハットやハンチングです。その中でも一番フォーマルなのが山高帽と言われるポーラーハットです。できるだけつばの短いものの方が使いやすいです。また、中折れハットも似合います。それ以外では、ポークパイハットと呼ばれるトップが低く平らで円筒状のものもよく合います。特に顔が少し角ばっている人や、面長の人に合いますし、男女を問わないのも特徴の一つです。ただし、フォーマルな場所には合わないので注意が必要です。
カジュアルならハンチングもよく合います。これは鳥打帽とも呼ばれ、狩猟時によく使われました。その起源からも浴衣などと合わせると良く馴染みます。

浴衣と帽子

夏になると浴衣を着て、花火などを楽しむのも良いものです。そんな時に帽子を被ると、さらにおしゃれ感が増します。それでは、浴衣にはどんなものが似合うのでしょうか。やはり、ハットとハンチングがよく似合います。まず、一番のお勧めはパナマハットです。これは浴衣が上品なものほど良く似合います。また、色が白だと小粋な印象を与えます。
ストローハットは、いわゆる麦わら帽子ですので、夏にピッタリのハットです。ですから浴衣に良く合うのは当然のことでしょう。これはカジュアルでラフな感じなので、なおさらぴったりと言えます。
ストローハットは素材が天然の草ですが、ペーパーハットは紙を使用しており、これもよりカジュアルに着こなせます。また、ストローハットとは違ってカラーバリエーションも様々あるので、色々なものと合わせて楽しむことができますし、アレンジも自在になります。なお、素材が紙ですので、雨に弱いという欠点がありますから、天気が悪い時には注意が必要です。
これら以外にも、麻の生地でできたものは、浴衣にもよく合います。清涼感が出て夏にピッタリと言えるでしょう。
最近では着物地でできたものも出ており、これは浴衣に限らず通常の和服にも似合いますので、そういうものを見つけたら、一度挑戦してみると良いかもしれません。

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