帽子の正しい作法

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帽子には正しい着用の仕方や作法があります。これを知らないと、せっかく小粋に決めていても、他人に不快な思いをさせたりして、その場を台無しにしてしまうこともあります。まず、着用しても良い場所を知らなくてはなりません。その場所は二つあります。一つは屋外で、もう一つは公共の場所です。公共の場所というのは、たとえば空港や駅、あるいはホテルのロビー、エレベーターなどです。これらは厳密には室内なのですが、公共の場として着用することができます。また、長い廊下などもたとえ室内であっても着用してもかまいません。
これが女性だと少し変わります。女性は男性と違い、どこで着用してもかまいません。ただし、食事中はダメなこともあります。なお、野球帽のようなものは、たとえ女性でも室内で被ることが許されないことがありますので、注意しましょう。

帽子をとるべき場合

男性は、基本的に室内では帽子を被ってはいけません。もし迷った場合は、脱いでおいた方が無難です。ただ、前述しましたように着用しても良い場所もありますので、覚えておくと便利です。
着用したまま入れない場所としては、学校、会社、レストラン、カフェ、劇場、教会などがあります。ただ、これらの場所であっても、女性の前では脱がなくてはなりません。なお、食事や映画を見る時、結婚式やお葬式の時、儀式での献辞、写真撮影や国歌が流れている中、または人に紹介されている時などは脱ぐことが礼儀となっています。
これが女性の場合だと少し違ってきます。女性は基本的に着用したままが許されていますが、劇場や映画館などでは、他人の視界を遮るため脱ぐべきですし、仕事中も邪魔にならないように脱ぐべきでしょう。国歌が流れている時や、食事の時、人に紹介されている時などは脱ぐ必要はありません。ただし、野球帽は例外で、脱ぐようにしましょう。また、たとえ女性であっても、人込みなどの混雑した場所では脱ぐ方が良い場合があります。たとえば満員電車などでは、幅広の帽子は迷惑ですし、時として相手の眼に当たって危険なこともあります。これらは、たとえ着用が許されているような場所であっても、もし人に迷惑をかけるようなときには、脱ぐべきなのです。

その他のマナー

前述したようなマナー以外にも、いくつか気にした方が良いマナーがあります。
帽子を脱いで手に持った時、内側を外に向けないようにしましょう。つまり、中の内張部分を体側に向くようにします。また、自己紹介をするときや挨拶をするときは、一瞬だけ軽く持ち上げます。そして、それと同時に軽く会釈をすると良いです。あるいは、帽子のつばをつかんで、軽く傾けてもかまいません。持ち上げて会釈をするよりは礼儀としては軽くなりますが、これでも正しいマナーとなります。
次にマナーとまではなりませんが、帽子に羽根などの飾りをつけるときは、男性は左側につけて、女性は右側につけるようにします。
帽子でおしゃれを楽しむ人も増えてきていますが、マナーについては知らない人も多いようです。この際、きちんと覚えて、帽子のおしゃれを楽しむようにしましょう。

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